NDB OPEN DATA GUIDE
NDBオープンデータとは
NDBオープンデータとは、厚生労働省が公開している「レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)」の集計統計です。個人が特定されないよう十分に集計されたExcel形式の表として、年1回程度、第1回から回次を重ねて公開されています。
NDB自体はレセプト(診療報酬明細書)や特定健診・特定保健指導の情報を、高齢者の医療の確保に関する法律に基づいて収集した一次データベースです。NDBオープンデータはその中から、誰でも参照できる形に加工した二次的な統計表という位置づけになります。
このページでは、NDBオープンデータの基本的な考え方、当サイトが収録している第10回・第11回の内容、集計表の読み方、厚生労働省からの入手方法までをまとめて解説します。個別の回の詳細は下部のサブページ、集計表の見方は「集計表の読み方」ガイドもあわせてご覧ください。
NDBとNDBオープンデータの違い
「NDB」と「NDBオープンデータ」は混同されがちですが、指しているものが異なります。NDB(レセプト情報・特定健診等情報データベース)は、全国のレセプトと特定健診・特定保健指導の情報を格納した、研究者や行政機関が申請のうえ利用する一次データベースです。個票(患者単位の明細)に近い粒度の情報を含みます。
一方でNDBオープンデータは、そのNDBの情報を性別・年齢階級・地域などの軸で集計し、個人が特定されない統計表としてWeb上に公開したものです。個票そのものは含まれておらず、誰でも申請なしにExcelファイルをダウンロードして参照できます。当サイトが扱っているのは、このNDBオープンデータのうち特定健診の「検査」と「質問票」に関する集計です。
公開回と収録年度
当サイトは第10回・第11回のNDBオープンデータ(特定健診の検査・質問票)を収録しています。回ごとの対象年度は次のとおりです。
| 公開回 | 特定健診の実施年度 | 解説ページ |
|---|---|---|
| 第10回 | 令和4年度特定健診分 | 第10回NDBオープンデータを見る |
| 第11回 | 令和5年度特定健診分 | 第11回NDBオープンデータを見る |
収録されている特定健診データ(検査・質問票)
NDBオープンデータの特定健診分野は、大きく「検査」と「質問票」の2種類の集計で構成されています。検査は、BMI・腹囲・血圧(収縮期/拡張期)・空腹時血糖・HbA1c・中性脂肪・HDL/LDLコレステロール・AST/ALT/γ-GT・血清クレアチニン・eGFR・尿糖・尿蛋白のほか、詳細な項目としてヘモグロビンや心電図なども含まれます。
質問票は、服薬状況や既往歴、喫煙習慣、体重変化、運動・食習慣、飲酒、睡眠、生活習慣を改善する意欲など、生活習慣に関する設問への回答分布を集計したものです。当サイトでは検査結果を「/health-inspections」、質問票の回答を「/responses」でそれぞれ検索できます。
集計の軸(性別・年齢階級・地域)
NDBオープンデータの集計表は、主に性別(男性/女性)、年齢階級(40〜74歳を5歳刻みで区分)、地域(都道府県別・二次医療圏別)という軸で分かれています。検査項目についてはさらに、BMIや血圧などの値そのものを区分(例: BMI 18.5未満/18.5〜25未満/25〜30未満/30以上)に分けた人数が集計値として示されます。
注意点として、ヘモグロビンのように基準値の区分が性別で異なる項目があること、少数のセルはマスク(非表示)される場合があることが挙げられます。集計表の読み方をより詳しく知りたい場合は「集計表の読み方」ガイドを参照してください。
入手方法
NDBオープンデータの原本(Excel形式の集計表)は、厚生労働省の公式サイトから誰でも無料でダウンロードできます。会員登録や利用申請は不要で、公開されている回のページから該当するファイルを選んで取得します。
当サイトでできること
FAQ
よくある質問
NDBオープンデータとは何ですか?
厚生労働省が「レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)」の情報を、個人が特定されないよう集計した統計表として公開しているものです。Excel形式の集計表であり、個票(患者単位の明細)は含まれません。
NDBとNDBオープンデータは同じものですか?
同じではありません。NDBは申請にもとづき利用する一次データベースで、NDBオープンデータはその情報を集計して誰でも参照できるようにした統計表です。当サイトはNDBオープンデータのうち特定健診分野を扱っています。
第10回と第11回の違いは何ですか?
第10回は令和5年度レセプト・令和4年度特定健診分、第11回は令和6年度レセプト・令和5年度特定健診分を収録しています。詳しくは各回のガイドページで解説しています。
NDBオープンデータはどこで入手できますか?
厚生労働省の公式サイトから、会員登録や申請なしにExcel形式の集計表をダウンロードできます。公式ページへのリンクは本ページ内の「入手方法」セクションに掲載しています。
個人の検診結果を調べることはできますか?
できません。NDBオープンデータは性別・年齢階級・地域などで集計された統計値のみを収録しており、個人を特定できる情報は含まれていません。
当サイトでは何ができますか?
検査・質問票データの検索、都道府県・二次医療圏単位の地域比較、集計傾向を解説したインサイト記事の閲覧、MCP/APIを通じたAIエージェントからの検索に対応しています。
関連ガイド
- 第10回NDBオープンデータ第10回NDBオープンデータ(令和5年度レセプト・令和4年度特定健診分)の収録内容、検査項目・質問票の構成、都道府県・二次医療圏別の集計の見方を解説し、当サイトで検索できる項目へ案内します。
- 第11回NDBオープンデータ第11回NDBオープンデータ(令和6年度レセプト・令和5年度特定健診分)の収録内容、第10回からの変更点、都道府県・二次医療圏別の集計の見方を解説し、当サイトで比較できる項目へ案内します。
- 集計表の読み方NDBオープンデータの特定健診集計表の読み方を解説。性別・5歳刻みの年齢階級、都道府県と二次医療圏の地域区分、検査値の区分、集計値を扱うときの注意点をまとめます。
- 用語集NDBオープンデータと特定健診を読むための用語集。NDB、レセプト、特定健診・特定保健指導、二次医療圏、BMI、腹囲、HbA1c、eGFR、LDLコレステロールなどの意味と基準の目安を解説します。