NDB OPEN DATA GUIDE
NDB・特定健診の用語集
NDBオープンデータと特定健診を読むための用語集。NDB、レセプト、特定健診・特定保健指導、二次医療圏、BMI、腹囲、HbA1c、eGFR、LDLコレステロールなどの意味と基準の目安を解説します。
NDBオープンデータや特定健診の集計表を読むときによく出てくる用語をまとめました。制度・データに関する用語、地域区分、検査項目、質問票の設問という4つのグループに分けています。基準値として示す数値はあくまで一般的な目安であり、個別の健康状態の判断は医療機関や公式資料でご確認ください。
制度・データ
- NDB(レセプト情報・特定健診等情報データベース)
- 厚生労働省が「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づき、レセプトと特定健診・特定保健指導の情報を収集したデータベースです。研究者や行政機関が申請のうえ利用する一次データベースで、個票に近い粒度の情報を含みます。
- NDBオープンデータ
- NDBの情報を、個人が特定されないよう性別・年齢階級・地域などで集計し、Excel形式の統計表として公開しているものです。年1回程度、第1回から回次で公開されています。当サイトはこのうち特定健診分野を扱っています。
- レセプト(診療報酬明細書)
- 医療機関が公的医療保険に対して診療報酬を請求する際に発行する明細書です。NDBには全国のレセプト情報が収集されています。
- 特定健診(特定健康診査)
- 40〜74歳の医療保険加入者を対象に、メタボリックシンドロームに着目して2008年度から実施されている健診です。検査と質問票への回答から構成されます。
- 特定保健指導
- 特定健診の結果、生活習慣病のリスクが高いと判定された対象者に対して行われる保健指導です。NDBには特定健診とあわせて特定保健指導の情報も収集されています。
- 公開回(第10回・第11回など)
- NDBオープンデータが公開される単位です。回ごとに対象となるレセプト・特定健診の実施年度が異なります。当サイトは第10回(令和4年度特定健診分)と第11回(令和5年度特定健診分)を収録しています。
地域区分
- 都道府県別集計
- 47都道府県を単位として集計された数値です。地域差を大まかに把握する際の基本単位になります。
- 二次医療圏
- 都道府県よりも細かい医療計画上の地域区分で、複数の市区町村をまとめた単位です。同じ名称の二次医療圏が複数の都道府県に存在するため、都道府県名とあわせて確認する必要があります。
検査項目
- BMI
- 体重(kg)を身長(m)の2乗で割った体格指数です。NDBオープンデータでは「18.5未満」「18.5〜25未満」「25〜30未満」「30以上」などの区分で集計されます。一般に25以上は肥満の目安とされます。
- 腹囲
- へその高さで測定したウエスト周囲径です。内臓脂肪の蓄積を確認する指標として、特定健診の必須項目になっています。
- 収縮期血圧・拡張期血圧
- 血圧の測定値です。収縮期血圧は心臓が収縮したときの、拡張期血圧は心臓が拡張したときの血管内の圧力を指し、いずれも高血圧の判定に用いられる目安の一つです。
- HbA1c
- 過去1〜2か月の平均的な血糖値の状態を反映する検査値です。空腹時血糖とあわせて、糖代謝の状態を確認する指標として用いられます。一般に6.5%以上は糖尿病型の目安とされます。
- LDL/HDLコレステロール・中性脂肪
- 脂質代謝の状態を確認する検査値です。LDLコレステロールは「悪玉」、HDLコレステロールは「善玉」とも呼ばれ、中性脂肪とあわせて脂質異常症の判定の目安に使われます。
- AST/ALT/γ-GT
- 肝機能の状態を確認する検査値です。いずれも肝細胞や胆道系の異常があると数値が上昇する傾向があるとされます。
- eGFR(推算糸球体濾過量)
- 血清クレアチニン値や年齢・性別から推算する、腎臓の濾過機能の指標です。数値が低いほど腎機能が低下している目安とされ、慢性腎臓病(CKD)の評価に用いられます。
- 血清クレアチニン
- 腎臓が老廃物を排出する機能を反映する検査値で、eGFRの算出にも用いられます。
- ヘモグロビン(詳細情報レコード)
- 血液中の赤血球に含まれるたんぱく質で、貧血の有無を確認する指標です。NDBオープンデータでは基準値の区分が男女で異なり、詳細情報レコードとして収録されています。
- 心電図(詳細情報レコード)
- 心臓の電気的な活動を記録した検査で、不整脈など心臓の異常所見の有無を確認します。詳細情報レコードに含まれる項目です。
- 尿糖・尿蛋白
- 尿検査の項目で、尿中の糖や蛋白の有無を確認します。糖尿病や腎機能異常のスクリーニングに用いられる目安の一つです。
質問票
- 特定健診質問票
- 服薬状況、既往歴、喫煙、体重変化、運動・食習慣、飲酒、睡眠、生活習慣を改善する意欲など22問で構成される質問票です。回答の分布がNDBオープンデータとして集計・公開されています。
- 喫煙習慣に関する設問
- 現在の喫煙状況を尋ねる質問票の設問です。回答分布は地域や年齢階級ごとに集計されています。
- 生活習慣改善の意欲に関する設問
- 生活習慣を改善する意思があるかどうかを尋ねる設問で、保健指導の実施方針を検討する際の参考情報の一つとされています。
関連ガイド
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